結露の話
夫婦ふたり暮らしのぼくの家ではまったく結露が起きません。いや、外気より部屋の中のほうが寒いわけではないですよ。いくらなんでもそんなことはない。ちゃんと暖房してます。床暖房です。
で、結露がまったく起きません。
間口6m×奥行13m、東西に長い住戸ユニットです。
階下と南側には住戸があります。南側のお隣さんとの壁は一面収納になっています。上はというと屋上緑化のため、客土が30cmほど盛られています。北側は外断熱を施してあります。サッシュは木製サッシュ。ペアガラスです。
暖房は床暖房のみ。開口部にはタイコ貼りの障子。天井は木製ルーバーが一面に取り付けられています。壁はアッシュライトという火山灰が原料の珪藻土のような多孔質の塗り壁。
梅雨時でもカラッとしています。
断熱のための処理、木と多孔質素材の内装の効果だ!と喜んでいました。
一方、同じ集合住宅に住むKさん一家。ご夫婦とお子さんふたりの4人暮らし。ご主人はインテリアデザイナーで、もちろんお宅もご主人の手によるもの。サッシュはアルミサッシュですが、床・壁・天井をスギのムク材で張りめぐらせた気持ちのよいお宅です。
ここが結露するんです。さすがに壁や天井に結露するのではなく、サッシュ回りだけなんだそうですが、かなりビショビショになるとのこと。
設計が悪いんだなどとからかっていたのですが、毎日毎日結露したところを拭くのはかなりの負担のご様子。
ある日、お子さんがふたりともおじいちゃんおばあちゃんの家に泊まりに行ったときのこと。その晩はピタリと結露がとまったそうな。
結論。子供は水蒸気発散装置である。
こっちも読んでね→一酔千日戯言覚書2
投稿者 oyabin304 : 11:53
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