設計料などについて 建主の言い分
こんにちは。ご心配をおかけしました。oyabin304です。
ぼくも自分の「一酔千日戯言覚書2」と「建築雑誌編集者はいかにして家をつくったか」のふたつのブログに書き込んでいますので、なかなかteamhappyまでは手がまわりません。ゴメンナサイ。
たまにはコチラにも書き込みをしないと。
ぼくは、建築専門雑誌の編集に携わっているため、ほかの方たちよりかなり多くの建物を見ています。特に住宅専門誌の編集部に在籍していたときは年間に150件を超える「建築家が設計した住宅」を見ていました。まぁ、取材なんですけれど。
で、たとえば「ここのデザインはよくないですね。なんでもっとスッキリと納められなかったんですか」などということがよくあるんです。
設計者のウデが悪かった場合。施工者のウデが悪かった場合。このふたつ以外に、もうひとつ理由があるんです。
「ええ。予算が足りなくて……」とそっと耳打ちされるんですね。
ぼくも若かった。「何いってるんですか。施主をうまく説得してお金を工面してもらうのもあなた方の仕事でしょう」。暴言ですね(笑)。
自分が家を建ててみてよくわかったこと。無いものは無い(笑)。
でもですね。設計料・工事費を支払う以上、建築家や工務店のそれなりのことをやってほしいんです。
ぼくの場合、ちょっと事情がありまして設計してくれた建築家と監理を行なった建築家は別の人間でして、設計してくれた建築家は監理に際してアドバイスをするという立場だったんです。
設計してくれた建築家に対するフィー(設計料)に対しては十分にそれに見合ったデザインをしてくれました。
しかし監理をしてくれた建築家に対するフィー(監理料)は「返してくれ!」といいたくなるものでした。
誰が責任をとるのか。設計料や監理料、工事費を払う相手がそれぞれに責任をとるべきだと思います。
報酬を支払うほう、受け取るほう、それぞれがその報酬についての意味をちゃんと理解できる場をつくってください。
投稿者 oyabin304 : 19:05
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